密厳流遍照講

密厳流遍照講(みつごんりゅうへんじょうこう)とは・・・

真言宗智山派に属する御詠歌を唱える団体です。智山派寺院からなる支部が全国に約500支部あり、檀信徒からなる講員は約6,000名おります。
講名は宗祖弘法大師の密号をいただき遍照講とし、流名は中興の祖興教大師の密厳尊者よりいただき、密厳流として発足いたしました。

密厳流の御詠歌とは

密厳流遍照講

御詠歌とは、どなたでも唱えることができる仏教音楽です。古来より詠(うた)い継がれていますが、江戸時代には霊場(れいじょう)を巡りながらお唱えした「巡礼歌(じゅんれいか)」が盛んにお唱えされるようになり、今に伝わります。
御詠歌には五七五七七の和歌に曲をつけた「詠歌」、七五調、五七調の歌に曲をつけた「和讃」、詠歌と和讃を組み合わせたものがあります。こうした御詠歌をお唱えすることで、仏さまの教えや徳が身につき、安らかな心になります。また、亡き人の供養のために捧げる御詠歌もあります。
御詠歌をお唱えするということは、仏さまの教えを実践していることにもなりますから、苦しい時の心の支えになり、また、ともに唱える仲間と集うことで励みにもなります。
真言宗智山派の御詠歌を「密厳流(みつごんりゅう)」といいます。

  • 弘法大師誕生和讃(令和4年度年間課題曲)

 

十善戒和讃

「十善戒和讃」譜面
御詠歌を聴く

御詠歌CDのご案内

御詠歌を身近にふれることのできるCDとして『ご詠歌のしらべ』を制作しました。バイオリンやその他の弦楽器で演奏し、御詠歌に親しみのある檀信徒さまはもちろんのこと、御詠歌を聴いたことのない方でも興味を持って頂ける内容となっております。
価格:1,300円

サンプルを試聴する

四国八十八ヶ所霊場、観音霊場を巡拝したい方は・・・

四国八十八ヶ所霊場、観音霊場を巡拝するための譜面を提供しております。
四国遍路をはじめ、各霊場の札所(寺院)には、それぞれの御詠歌があり、巡拝する際には般若心経などの読経の他、御詠歌をお唱えします。四国八十八ヶ所霊場並びに、日本百観音として有名な、西国三十三ケ所霊場・坂東三十三ケ所霊場・秩父三十四ケ所霊場の御詠歌譜面を作成いたしました。 ご自由に印刷して参拝の際にご活用下さい。
なお、各霊場について詳しくは下記公式サイトでご覧ください。

 

御詠歌を体験してみたい方は・・・

初心者を対象とした入門講習会を開催しております。
参加費は無料ですので、どうぞお気軽にご参加ください。

入門講習会のお知らせ※講習会は1回毎に完結します。

法具(御詠歌をお唱えする際に使用する楽器)の使用方法から初心者向けの曲のお唱えの仕方まで、丁寧に講習いたします。

日時 令和5年 5月 8日(月)10:30~12:30
令和5年 7月 7日(金)10:30~12:30
令和5年11月8日(水)10:30~12:30
令和6年 3月 8日(金)10:30~12:30
会場 総本山智積院別院 真福寺
参加費 無料
申込方法 密厳流遍照講事務局(別院 真福寺内)までご連絡ください
TEL:03-3431-0280