智山伝法院

智山伝法院とは

智山伝法院は、昭和62年4月、それまで約20年に亘って運営された智山教化研究所を発展的に解消し、本宗教学の総合的研究、並びにそれに基づく研修・教育・教化の実をあげることを目的として発足しました。
別院真福寺内に所在し、現在、宗学・仏教学・現代宗教の各研究室が総合研究テーマ「伝統の創造―真言密教の実践的展開―」のもと、多様な専門分野から研究を進めています。
また、智山伝法院開設講座・公開シンポジウム・各種研究会の開催、『現代密教』『智山伝法院選書』の発刊等、様々な事業を行っております。

これまでの歩み

歴代院長

宮坂宥勝院長 昭和62年4月~平成11年10月
福田亮成院長 平成12年2月~平成16年3月
吉田宏晢院長 平成16年4月~平成18年3月
佐藤隆賢院長 平成18年6月~平成20年5月
廣澤隆之院長 平成20年6月~平成25年3月
宮坂宥洪院長 平成25年4月~

総合研究テーマ

「真言密教の現代化」
「仏教の社会的機能」
「空海の総合性を問う」
「伝統の創造 ―真言密教の実践的展開―」

共同研究テーマ

「興教大師研究」
「呪術的世界観と科学的世界観」
「同和問題をめぐって」
「真言密教の現代化を問う」
「即身成仏義を読む―私にとっての即身成仏とは―」
「真言密教と習俗」
「真言密教における儀礼」
「総合研究の反省と今後の研究のあり方」
「仏教と呪術」
「密教を現代に問う」
「近代と仏教」
「教学を再考する」
「作法集の研究」
「『十巻章』テキスト作成研究」

その他の主な研究事業

  • 『真言宗智山派所属寺院 聖教・史料撮影目録』作成への協力
  • 『智山事相事典』作成への協力
  • 『智山年表』(真言宗智山派公称100周年・総本山智積院再興400周年・頼瑜僧正700年御遠忌・玄宥僧正400年御遠忌記念)作成への協力
  • 真言宗智山派「総合調査」(昭和50年度より5年ごとに実施)の担当
  • 『智山教化資料』の作成
  • 宗祖弘法大師ご誕生1250年慶讃事業への協力