後七日御修法(ごしちにちみしほ)

 

 後七日御修法(ごしちにちみしほ)について

 

 後七日御修法は、毎年1月8日より14日まで教王護国寺(東寺)に於いて真言宗十八本山のご山主猊下をはじめとして各山の高僧方15名にそれぞれの配役を司り総勢百名近い僧侶が相携え、一日三座七日間にわたり国家の安泰や世界平和を祈願する修法です。
 弘法大師の進言により、中国・唐の高僧が皇帝のために始めたのにならって承和元年(834)に宮中真言院で営まれたのが始まりです。翌年には弘法大師自ら大阿(導師)となって奉修されました。それ以降諸般の事情により一時中断はありましたが現在まで継承されています。