2015年 7月:熱中症を防ぐために
こんにちは。災害対策室です。
最近は気温の差が激しい日が続いていますね。「でも私は大丈夫!」と思っていたのですが、油断していたようで夏風邪をひいてしまいました。お恥ずかしい限りです。
さて、「私は大丈夫!」と油断しがちで、これからの季節で特に気を付けたいのが「熱中症」です。
熱中症とは、高温の環境の中で体内の水分や塩分が失われ、体温調節がうまく働かなくなり、体温が上昇して起きるさまざまな症状のことをいいます。
人間の体温は一定に保たれるようにコントロールされていますが、高温・多湿の環境の中で水分補給を行わず、長時間活動を続けると体温の上昇と脱水・循環不全を生じます。よくある例として、炎天下で、長時間水分補給を行なわず農作業を行った結果、熱中症になってしまうというものがあります。タレントの所ジョージさんが、家庭菜園の草刈り中に熱中症になり、救急搬送されたこともありました。
熱中症は、炎天下での激しい運動や作業だけでなく、実は屋内での日常生活においても発生します。特に、体温の調節機能が低下している高齢者は条件次第では安静時にも熱中症にかかることがあり十分注意が必要です。「これぐらいの暑さは平気」と我慢せず、扇風機やクーラーなどを使って室温調整することが大事です。
気温が28度以上の環境では、スポーツ飲料や経口補水液などを時々飲むようにして、ケーキなどを買った時についてくる保冷剤をタオルで包んで首の後ろに巻いたり、室外ならばこまめに木陰や冷房の効いた所(街中だとコンビニ・パチンコ屋などがよく冷房が効いています)で休憩をとるようにしましょう。
ここで、家庭で作れる「経口補水液」の作り方を紹介します。
水 1リットル
食塩 3g(小さじ1/2杯)
砂糖 40g(大さじ4と1/2杯)
レモン汁 1個分
これらを溶けるまで混ぜれば完成です。
試しに作って対策室員で飲んでみましたが、すごくおいしいというわけではありませんでしたが、レモン汁の量をお好みで調整したり、冷やしたりすると飲みやすくなりますね。
冷蔵庫で冷やしておき、外出時に水筒などに入れて持ち歩いたりしてみてはいかがでしょうか。
これからますます暑くなってきます。自分も、そして家族や周りの人たちも熱中症にならないように日頃から対策を心がけるようにしたいですね。