2016年 6月:災害時に車中泊するときに気を付けたいこと

 こんにちは、災害対策室です。
 熊本地震から2ヶ月が経とうとしていますが、被災された方々の中には今も「余震が怖い」「避難所生活ではプライバシーが保てない」等の理由で、駐車場に止めた車で寝泊まりをする生活を送っている人が少なくありません。こうした中で問題になっているのが「エコノミークラス症候群」です。
 
■エコノミークラス症候群とは
 食事や水分を充分に摂らない状態で、飛行機や車の中など狭い所で長時間同じ姿勢をして足を動かさないことにより、血行不良が起こり、血の塊(血栓)ができてしまうとされるもので、怖いことにその塊が血管を通じて肺の動脈まで運ばれ、最悪の場合には死に至ることもあります(急性肺血栓塞栓症といいます)。
 
 熊本県によると、エコノミークラス症候群で入院が必要と診断された方は45人にも上り、その内1名がお亡くなりになっています。同じ姿勢を続けていたことが発症の原因ですが、避難生活でトイレなどの問題で十分な水分を摂らなかったりすることも一因となっています。
 もし首都直下型地震が起こった場合、被災者が車中や狭い場所で避難生活を送ることも予想されています。では、どのようにしたらエコノミークラス症候群を防ぐことが出来るのでしょうか。
 
■予防策
 ○ときどき軽い体操やストレッチをする。
  ・体を動かすことでこわばりをほぐし、血の巡りをよくします。
 ○充分にこまめに水分を取る。
  ・血がドロドロになってしまうのを防ぎます。
 ○飲酒を控える。
  ・理由は体内の水分を奪ってしまうからです。
 ○ゆったりとした服装をし、きつくベルトを締めない。
  ・ジャージなどがお勧めです
 ○かかとの上げ下ろし運動をしたり、ふくらはぎを揉んだりする。
  ・ふくらはぎは、足元の血流を心臓に送りこむポンプの働きをしています。
 ○眠るときは足を上げる。
  ・足を上げることで、血のめぐりが足に偏りがちになるのを防ぎます。
 
 災害はいつどこで発生するのか知ることはできません。もしかすると、大きな災害に遭い避難生活を送るようなことがあるかもしれません。そんな時は自分だけでなく、家族や一緒に避難している人たちのことも充分に注意してあげて下さい。
 
 厚生労働省のHPの「平成28年熊本地震関連情報」に、エコノミークラス症候群の予防のための足の体操などが詳しく紹介されております。是非参考にしてください。
  
 厚生労働省
 深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防について
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121802.html