2015年 6月:家族で防災会議を開きましょう

こんにちは、災害対策室です。
 いざという時になってもあわてず、冷静に対処することは、日頃から準備しておかなければできないことです。普段から行っていないことは、非常時にできるものではありませんし、災害が起きてからどう行動するか考えていたのでは、命に危険が及びます。
 まず、家族全員がそろって、災害について、またその備えについて話し合う「家庭防災会議」を開くのが被害を最小限に食い止める第一歩です。
  ≪家庭防災会議で話し合うこと≫
◇ハザードマップや被害想定を確認
 ・自分たちの住むまちの災害リスクをよく理解して、対応を話し合いましょう。
 ・ハザードマップは市役所などに用意されており、インターネットで確認できることもあります。
◇災害時の避難場所・避難経路の確認
 ・家族が離ればなれになったときに集まる避難場所を決めましょう。
 ・避難場所までの避難経路の道順や危険箇所について確認する。家族で散歩などをしながら下見をしたらいかがでしょうか。
 ・家族全員が一緒にいるとき、みんなが離れた場所にいるときと、複数のパターンを想定してみましょう。

 

◇災害時の連絡方法の相談
 ・電話、携帯電話による連絡、ただし災害発生時は繋がらない場合が多いです。
 ・災害用伝言ダイヤルや、災害用伝言板の使用方法の確認をしましょう。
 ・自宅を離れる場合には伝言、書置きなどをどこに、どんな方法で残すか話し合いましょう。布テープに油性ペンで書き込み、ドアに貼る方法もあります。
◇非常持ち出し品や救急医薬品の準備、使用方法と置き場所の確認
◇災害時の家族それぞれの役割を確認
 
 東日本大震災では、「各自が必ず逃げる。だから様子を見に行ったり、迎えに行ったりしない」と普段から話し合っていた家族が大津波から免れることができた、と伝えられています。いつ、どんな状況でも「ここに避難すれば、家族とまた会える」という約束を事前にしておけば、不安も和らぎます。
 お休みの日など家族全員が家にそろっているとき、一度「家庭防災会議」を開いてはいかがでしょうか。