2017年 2月:大雪の時に気を付けること
こんにちは、災害対策室です。
最近は天気が安定しないですね。晴れかと思ったら突然雪が降り出したりと、奇妙な天気の日があります。毎朝天気予報はチェックしているのですが、対策が難しいです。
今回は大雪に備えて、また大雪に見舞われた時に気を付けることを紹介します。
気象庁では、大雪警報や暴風雪警報、大雪注意報や風雪注意報、着雪注意報などの注意と警戒を、テレビやラジオ、ホームページ等で発信しています。こまめにチェックをし、「明日は雪が降りそうだな」と思ったら、最新の情報に基づいて、外出を控えるか、仕事の日などは早めに帰るか判断しましょう。
大雪に見舞われると、公共交通機関が止まり、高速道路が閉鎖され、一般道も積雪による渋滞で通行できなくなる可能性があります。その結果、車の使用が困難になり、外出できず食料などを買いに行けなくなります。またお店も、交通機関の麻痺により流通がストップし、品物が搬入できず食料品等が品切れになってしまう恐れがあります。平成26年2月の関東・甲信地方の大雪では、交通が混乱しただけではなく、孤立する集落もありました。大雪の予報が出たら、外出しなくても大丈夫なくらいの水と食料の備蓄をしましょう。目安は1週間分くらいです。
また、着雪や強風によって起こる停電に備えることも必要です。懐中電灯やランタン、また電気を使わなくても暖をとれる準備をしておきましょう。使い捨てカイロや、湯たんぽなどが便利です。ライフラインの途絶えた時の過ごし方を日ごろから想像して、それぞれの家庭に合わせた備えをしておく必要があります。
一日に50cm以上積もるような豪雪地帯の場合、除雪や屋根の雪下ろしを行う必要があります。しかし、この作業は危険と隣り合わせです。平成25年度の大雪による死者の多くは除雪作業中の事故によるものでした。内閣府(防災)普及啓発連携担当/国土交通省国土政策局地方振興課が作成した資料には「命を守る除雪中の事故防止10箇条」が掲載されています。
・作業は家族、隣近所にも声をかけて2人以上で!
・建物の周りに雪を残して雪下ろし!
・晴れの日ほど要注意、屋根の雪がゆるんでる!
・はしごの固定を忘れずに!
・エンジンを切ってから!除雪機の雪詰まりの取り除き
・低い屋根でも油断は禁物!
・作業開始直後と疲れたころは特に慎重に!
・面倒でも命綱とヘルメットを!
・命綱、除雪機など用具はこまめに手入れ・点検を!
・作業の時は携帯電話を持っていく!
「内閣府 防災情報のページ」の雪害対策のページに、上記の10箇条を図解で詳しくまとめているチラシのデータがアップされています。詳しくはそちらを確認してください。
○内閣府 防災情報のページ 雪害対策 http://www.bousai.go.jp/setsugai/