2015年12月:住宅火災について~火災を防ぎ、命を守る~

 こんにちは、災害対策室です。
 だんだん風が冷たくなってきました。ご家庭でカセットコンロを使ってお鍋を囲んだり、冷え込む日には暖房を使う人も増えてきたのではないでしょうか。
 今回は住宅火災のお話です。
住宅火災を防ぎ、命を守るには、3つの習慣と4つの対策があります
 ≪3つの習慣≫
○ 寝たばこは、絶対やめる。
○ ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用する。
○ ガスコンロなどのそばを離れるときは、必ず火を消す。
 東京消防庁の平成25年度の統計によると、出火原因では、たばこ・ストーブ・コンロが5割以上を占めています。布団に寝転がってたばこを吸いながらウトウトしたり、ストーブのそばに洗濯物を干したりという経験はありませんか?大変危険ですので絶対にやめましょう。
 ≪4つの対策≫
○ 逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する。
○ 寝具、衣類及びカーテンからの火災を防ぐために、防炎品を使用する。
○ 火災を小さいうちに消火するために、住宅用消火器等を設置する。
○ 高齢者や身体の不自由な人を守るために、隣り近所の協力体制を築く。
 特に住宅用火災警報器は、新築住宅は平成18年から、既存住宅は平成20年から設置が義務付けられています。 
 警報器は火災の発生をいち早く知らせてくれるので、逃げ遅れを防ぎ、避難する時間を確保することができます。近所の人が音に気付いて119番し、事なきを得る場合もあります。まだ設置していなければ、家族の命を守るためにもこの機会に必ず設置するようにしましょう。
 また、住宅火災の死者に占める高齢者(65歳以上)の割合は、年々高まっており、高齢者を住宅火災から守ることがこれからの課題ともいえます。地域住民同士で協力体制を作ることは、高齢者や身体の不自由な人を守るだけでなく自分や家族を守ることにもつながります。
 地震などの災害にも言えることですが、隣り近所と普段からお付き合いをし、何かが起こった時に連携が取れるような関係を築きましょう。