2015年11月:かしこく備蓄~ローリングストックについて~
こんにちは。災害対策室です。
秋といえばスポーツの秋、読書の秋と色々ありますが、私は今年も食欲の秋でした。そのせいか「最近なんだかふっくらしましたね」とよく言われるようになりました。気を付けないといけませんね。
今回のお話は備蓄した食料の保存方法などについてです。
以前に災害時に備えて最低でも3日分の食料と水の備蓄をしましょう、というお話をしました。備蓄する食料としてはパックごはんやレトルト食品、缶詰など様々な種類がありますが、ふと確認してみたら賞味期限が切れそうだったりすることがありませんか?せっかく備えていても、食べられなくなってしまってはいざという時に困ります。そのようなことを防ぎながら、備蓄した食品や水を定期的に消費し、食べた分を買い足していく「ローリングストック」という方法があります。
「ローリングストック」は、日常生活で使う食材を多めに常備して使いながら、いざという時に備蓄として備えるという方法です。
手順としては
①レトルト食品やフリーズドライ、缶詰といった食料を普段より多めに買って保管しておく。
②賞味期限が近いものから順に使っていき、量が半分になったら補充する。
これを繰り返します。常備した食料が多めにある状態をキープしながら循環させるので、賞味期限切れの無駄がなくなります。月一回、備蓄している食料を確認し食べる日を決めておくといいでしょう。
備蓄した食料はいつでもすぐ取り出しやすい、使いやすい場所に収納しましょう。また、缶詰やレトルト食品は重みがあるので、キッチンの下の方のよく使う取り出しやすい収納場所などを使いましょう。食料を補充する時は、奥に新しいものを入れると循環しやすいです。
いざという時のために備え続けることはなかなか大変なことですが、日常の中に馴染ませていく方法としてローリングストックを紹介いたしました。是非ご家庭で実践してみてください。