2016年 1月:震災時に実際に役に立ったもの
こんにちは、災害対策室です。
今回は震災時に役に立ったものの紹介です。
仙台市消防局が調査したアンケート(7,565名)によると、東日本大震災発生前に備えていたもの上位3つは
第1 位「懐中電灯・ろうそく」(80.9%)
第2 位「携帯ラジオ」(70.0%)
第3 位「カセットコンロ」(61.4%)
でした。そして実際震災後に役に立ったと回答されたものの上位も、この3つの道具でした。
阪神・淡路大震災を経験した方からも、この3つの道具は大変役に立ったと紹介されておりました。大きな災害の時は、電気・ガスなどのライフラインが断たれる可能性が高く、また復旧にも時間がかかります。地震後の停電により夜間は真っ暗になって周囲が見えず、移動に危険があると共に、灯りのない夜を過ごすのは大変な不安に襲われます。そんな時に第1位の懐中電灯やろうそくなどの灯りが役に立ちます。最近では懐中電灯には手巻き式のものなどがあります。多少力が要りますが、電池がないときなどにも使えるので便利です。
また震災後の停電中、必要な情報を何から入手したかという問いでは、第2位の携帯ラジオが84.3%と圧倒的に多くなりました。停電中はテレビをつけることもできませんので、携帯ラジオは貴重な情報源になったようです。
そして第3位のカセットコンロですが、電気もガスも復旧していない時でも湯を沸かしたり簡単な調理ができるので、重宝したようです。温かい料理を食べられると、心が落ち着きますよね。交換用のガスボンベも何本か一緒に用意しておくと良いでしょう。ただ、火を使うので火事を起こさないよう十分気を付けましょう。
東日本大震災から5年が過ぎようとしている今、災害に備える意識が薄れてきてはいませんか?今一度わが家の備えを見直してみましょう。