2017年 9月:防災体験してみませんか?~防災学習施設について~

 こんにちは、災害対策室です。

 秋になると、地域で防災訓練を行うところが多くなってきますね。実際に地震の激しい揺れを体感することができる「起震車」や、テントの中に疑似煙が充満していて火災発生時の避難を体験できる「煙体験ハウス」等が公園等の会場に設置されているのを見かけたことがあるのではないでしょうか。

 このような災害の体感学習ができる施設が、各地にあることをご存知ですか?

 今回は防災学習センター・防災体験館など、地域によって名称は少し異なりますが、博物館のように見学・体験をして防災学習ができる施設をご紹介します。

 

 防災学習センター等の施設では、防災の情報がパネルや映像などで展示されているほか、地震・風水害・火災を体験学習できる設備が整っています。

 たとえば震度7の地震の他、今まで日本で起きた大地震の揺れを体感し学ぶことができる地震体験コーナーや、風速毎秒30メートルの強風と時間雨量50mmの激しい雨が体験できる風水害コーナー、水消火器を使って初期消火の体験ができる消火体験コーナーなどがあります。博物館のアトラクションのような形式で防災知識を学べるコーナーが設置されています。

 施設によってはインストラクターの方の解説を聞きながら各コーナーを体験学習できるツアー形式のコースもあります。団体の場合には予約が必要になりますので、事前に連絡しておくとよいでしょう。

 災害に備えるには災害を知ることが必要と思いながらも、体感した事のないものに対する備えを知識だけで考えるのはとても難しいと思います。こうした設備の整った施設を見学・体験し、聴いて、触れて、感じることで、災害が起きた時の自主的な対応力を身に着けることができます。この機会にご家族で、またはお友達と一緒に足を運んでみてはいかがでしょうか。