2015年 9月:台風に備えて
こんにちは。災害対策室です。
夏も終わりに近づき、だんだん涼しくなってきましたね。
さて、今年は7月に2つ、8月に1つの台風が日本に上陸し、大きな被害をもたらしました。今回は、この時期になると増えてくる台風への備えについてお話しをします。
台風が近づいているというニュースを見たり聞いたりしたら、大雨や暴風などの警報・注意報や、天気予報、雨雲の動きなど、最新の台風情報をこまめに確認してください。
台風は、事前に来ることが予想できますが、台風が接近して風雨が強くなってからの対策では被害に遭われる方も多くいます。備えは十分にしておきましょう。
家の外では、台風に伴う水害に備え、側溝や雨どい、排水溝の掃除をし、水はけをよくしておきましょう。詰まったりしていると、冠水や浸水の原因になります。また、アンテナや屋根、壁などの点検、補強も台風が来る前に普段から行っておきましょう。
また、庭の木に支柱をたてたり、塀を補強することも大事です。鉢植えや物干し竿など、家の周りにあるもので強風などによって飛ばされる可能性のあるものは、室内にしまうか、飛ばされないようにしっかり固定しましょう。
窓ガラスは、ひび割れや窓枠のガタつきがないか調べましょう。雨戸のない窓ガラスには、窓にテープを貼るなどして補強するなど、飛来物による破損から守る工夫が必要です。万が一、窓ガラスが割れた時のために、カーテン等を閉めておくと良いでしょう。
台風が接近している間は、大雨や強風による事故に巻き込まれないように、なるべく外へ出ないようにしてください。特に夜間は外出を控えてください。用水路や海岸の見回りも、危険ですので絶対にやめましょう。
そして、避難の必要があるときに備えて、事前に家族やご近所の人と、避難所や避難経路を相談しておきましょう。8月の記事で紹介したハザードマップを活用すれば、どこが危険でどのような避難経路にすればいいか、地図に書き入れながら考えることができますね。
小さな備えのひとつひとつが、大きな安心へとつながります。今回のお話を読んで「あ、そういえば最近雨どいの掃除をしてなかったな…」など、気づいたところがあったら、意識して行動に移してもらえればと思います。