2015年10月:災害時の連絡方法について~災害用伝言サービスの紹介~

 こんにちは。災害対策室です。
 さて以前に、家族で防災会議をして避難場所を決めておきましょう、というご案内をしました。しかし、大規模災害は家にいる時に起こるとは限りません。外出先・出張先で被災することもあります。3.11の時に、岩手県から会議のために東京に出張していた方が、地震発生後に家に連絡を取ろうにも電話回線がパンクしていて繋がらず、安否確認ができなくて大変不安な思いをした話をお聞きしました。
 
 今回は、災害発生時の安否確認の手段として「災害用伝言サービス」の紹介をいたします。 大規模災害時は被災地への通信が増加し、電話がつながりにくい可能性が高くなります。 そんな場合のために、NTTが提供する声の伝言板の「災害用伝言ダイヤル171と、各携帯電話会社が提供する「災害用音声お届けサービス」、文字の伝言板の「災害用伝言板」があります。
 「災害用伝言ダイヤル171」の使い方は
 ①まず「171」をダイヤルする。携帯電話や公衆電話からでもOK。
 ②メッセージを残す時は「1」を。メッセージを聞く時は「2」をダイヤルする。
 ③続けて、キーとなる電話番号をダイヤルする。ただし携帯電話の番号は使えません。
 ④音声ガイダンスに従って、メッセージを録音または再生する。
 という流れです。
 キーとなる電話番号として登録できるのは、家の電話等の「被災地域の市外局番から始まる固定電話の番号」なので、あらかじめ家族や友人の間で確認しておくと良いでしょう。詳しくは、NTT東日本・西日本のホームページをご覧ください。
 
 各携帯電話会社が提供する「災害用音声お届けサービス」と「災害用伝言板」は、スマートフォンの場合には専用アプリがありますので、あらかじめダウンロードしておきましょう。携帯電話の場合には、メニューの電話機能から使用できます。一度、携帯電話を操作して確認してみてください。
 
 「説明だけ聞いてもピンとこない…」という方も多いと思います。今回紹介した各種災害用伝言サービスは、毎月1日と15日等に体験利用ができるようになっていますので、実際に操作してみて使い方をあらかじめ確認しておくと良いですね。