冬に災害が起きた時のために備えておくものは?

 こんにちは、災害対策室です。
 日に日に冷え込みが増してきました。出勤するときにはコートやマフラーが欠かせません。先日通勤している時に思ったのですが「こんなに寒い中で災害に遭遇したらどうなってしまうのだろう…」と考えました。東日本大震災の時も、春先の災害によりインフラが止まり、被災者の方は厳しい寒さの中で避難生活を余儀なくされました。寒さは体力を奪い、病気への抵抗力も弱くしてしまいます。
 そこで、冬に災害が起きた時を想定して備えておくとよいものを調べてみましたので、いくつか紹介します。
 
○石油ストーブ
 エアコンや電気ストーブが多い中、石油ストーブが注目されています。石油ストーブは電気がなくても灯油があれば点火して暖を取ることができます。さらに石油ストーブの炎が灯りの役割もしてくれます。形によっては、上の部分で煮炊きなどの料理ができるものもあるので、温かい料理を食べることも可能です。
 ただし、地震の場合余震による二次災害なども考えられるので、使用する際は気を付ける必要があります。
 
○使い捨てカイロ
 これは日常でも利用しているものですね。貼るタイプや携帯タイプがありますが、温める箇所によって使い分けるのがいいと思います。首・脇・太もも・腰など動脈があるところを温めると効果的だそうです。使用期限が比較的長いので、まとめ買いをしておくとよいでしょう。
 
○ブランケット
 これも職場などで使っている方も多いと思います。防災グッズとしてのブランケットでは、防災アルミブランケットが有名です。一般的なブランケットより保温力が高く、熱を逃がしにくいのが特徴です。また、コンパクトに折りたためて軽量なので、備えておくのに場所を取らないところも魅力です。私も会社のデスクの引き出しに備えてあります。体を覆うシート型、ポンチョ型、寝袋型など種類も様々です。
 
 特筆して目新しい用品ではないのですが、冬の災害時にあるだけで自分の置かれた状況を助けてくれるものなのだな、と改めて考えさせられました。「防災のために」という意識を持ちながらも「これから冷え込みも厳しくなるから寒さ対策で」という気持ちで、自分のライフスタイルに合わせながら備えを進めてみてください。