開設講座

令和5年度 一般講座

講座 SP-1

お大師さまと密教美術

お大師さまについて理解を深めるシリーズの第三弾。お大師さまが唐(中国)から持ち帰った経典、仏画、法具などのリストである『御請来目録』を講読するとともに、実際の作品を見ながら(スライドで紹介)、曼荼羅をはじめとする密教美術に込められた深い意味を学びます。

参考図書「川﨑一洋『弘法大師空海と出会う』(岩波新書)」

講 師 川崎一洸 嘱託研究員
日 程 全4回 14:00 ~ 16:30 月曜日開催
備 考 単位認定講座(対面のみ)
オンライン併用開催
回 数 月 日 概 要
第1回 6月19日 『御請来目録』の講読を通じて、お大師さまがどのような密教美術を日本にもたらしたのかを確認し、それらの伝承の過程についても学びます。
第2回 10月16日 お大師さまが請来した現図胎蔵曼荼羅の成立過程を解説し、「理の曼荼羅」と呼ばれる胎蔵曼荼羅の構造とその象徴性を学びます。
第3回 11月20日 お大師さまが請来した金剛界九会曼荼羅の成立過程を解説し、「智の曼荼羅」と呼ばれる金剛界曼荼羅の構造とその象徴性を学びます。
第4回 1月22日 密教の修法や儀礼において、仏画や法具などの密教美術がどのような意味をもってどのように用いられるのかを解説します。また、お大師さまが構想した東寺講堂や金剛峯寺金堂の仏像群(立体曼荼羅)についても考察します。