開設講座

令和4年度 一般対象講座

講座B-7

仏教基礎講座

本講座では、仏教で使われる基本的な「用語」に光をあてて解説していきます。日常会話の中で登場する仏教用語などにも触れながら、仏教の基本的な考え方について参加者の皆さんと一緒に学んでいきたいと思っています。たくさんのお越しをお待ちしております。

講 師 インド占術研究家 熊谷孝司氏・大東文化大学文学部講師 髙橋睦美氏・田村宗英教授
安井光洋講師・小宮俊海非常勤講師・鈴木晋雄研究員
日 程

全10回  13:30 ~ 15:00  金曜日開催
※第4・5回のみ同日、連続開催のため~16:40まで

備 考 単位認定講座
回 数 月 日 概 要
第1回 5月13日 講座の趣旨説明(イントロダクション)・お釈迦さまについて
講師:田村宗英教授
仏教について学ぶ準備段階として、はじめにお釈迦さまの生涯をたどっていきます。
第2回 6月10日 仏教の周辺~インドという視野~
講師:熊谷孝司氏
仏教といえば、漢字で書かれたお経をイメージしますか?初詣ですか?仏教は、インド亜大陸で生まれ、育まれました。仏教からスタートし、インドをキーワードに、仏教の周辺を見ていきたいと思います。
第3回 7月8日 仏教の分類について
講師:鈴木晋雄研究員
ひと口に「仏教」といっても、国や地域・考え方などによって様々な種類に分けられています。まず仏教の分類にはどのようなものがあるのかについて学んでいきます。
第4回 9月9日※ 仏教の世界観と三科(五蘊・十二処・十八界)について
講師:田村宗英教授
仏教で使われる言葉を理解するためには、仏教的なものの見方に慣れていくことが大切です。私たちが生きている世界を仏教ではどのようにとらえているのかについて学んでいきます。
第5回 9月9日※ 仏教の周辺~中国の視点から~
講師:髙橋睦美氏
仏教のお経というと、漢字で書かれたものをイメージすることが多いと思います。これは漢訳仏典といい、インドで書かれた経典を中国語に翻訳したものです。そうした翻訳が、いつ、どのようにしてなされたのか、また、仏教にどんな中国風味が加わったのかについて学んでいきます。
第6回 10月14日 三宝(仏・法・僧)について
講師:田村宗英教授
「三宝」は、聖徳太子が定めたという十七条の憲法にも登場する言葉として有名です。また、三宝に帰依するものが仏教徒たる所以だとされます。三宝には、それぞれどのような意味があるのかを学んでいきます。
第7回 11月18日 四諦説と八正道について
講師:小宮俊海講師
お釈迦様が最初に説いた教えは「四聖諦(苦・集・滅・道)」だといわれます。四聖諦のうちの道諦は、さとりへ至る修行方法を指しますが、これを八つに分けたものが「八正道」です。四聖諦と八正道について、日常生活にあてはめながらそれぞれの意味を学んでいきます。
第8回 1月13日 縁起説について
講師:安井光洋講師
「縁起」は、仏教の教えの根本だといわれます。しかし、普段の会話で出てくる「縁起がいい」という言葉は仏教本来の意味と同じなのでしょうか。日常会話での使われ方にも触れながら、縁起について学んでいきます。
第9回 2月10日 煩悩について
講師:安井光洋講師
「煩悩」は、耳にする機会が多い仏教用語のひとつだろうと思います。私たちの身心を悩ます煩悩について、代表的なものを取り上げながら学んでいきます。
第10回 3月10日 修行について・全体のまとめ
講師:小宮俊海講師
「修行」は、僧侶だけではなく一般の方々も取り組めるものです。仏教の教えを実践する「修行」について学んでいきます。